第72回日本ハンドボール選手権大会-2日目-
初日を快勝したコラソンは、トヨタ自動車東日本との対戦となりました。
両チーム激しいDFで試合開始から熱が上がっていく中で、先制はコラソン。No.2村田のキレのあるカットインで相手選手を退場+7mTスローとなり、No.34東江が落ち着いて決める。東日本もすぐさま、警戒しているサウスポー選手、サイドシュートと連続してゴール割られる。コラソンは、No.34東江を中心としたOFで流れを引き寄せようとする。対する東日本は、失点からの早い攻撃や確率の高いサイドシュートなどで加点していく。先に流れをつかんだのは、コラソン。タイトなDFとNo.27衣笠の好セーブからNo.2村田の速攻やNo.34東江のミドル、空いたスペースにNo.3中川やNo.26今里のポストなどで試合を優位に進める。15分には8-5とリードを広げ東日本がタイムアウトを請求。コラソンとしてはこのまま突き放したいところだが、相手GKにセーブすることが見られはじめる。終盤相手の早い攻撃に押し込まれるシーンが見られ、終了間際にも不必要に打たせてしまいこれがゴールされ15-13と2点リードして後半へ。
後半も前半同様、相手の退場と7mTスローで試合が動き出す。No.3中川が落ち着いてゴールを決める。東日本は、後半からDFシステムを高めに出る形にし、流れをつかみにかかる。相手GKも要所でコラソンのシュートをセーブし、徐々に東日本へ傾く。11分、ミスからついに同点に追いつかれる。しかし、コラソンは調子のいいNo.34東江の得点やNo.3中川のポストで再度突き放しにかかる。17分には24-21とリード広げるが、ここから東日本のGKのセーブやDFで粘る東日本は3連続得点で20分に24-24に。両チーム、意地と意地がぶつかり合う中、29分13秒に東日本は26-27と逆転に成功。時間のないコラソンは、バックプレーヤーが足を使った攻撃からチャンスを作り出し、No.26今里のポストシュートで27-27同点に。残り時間、東日本の攻撃があったがシュート打たすことなく、延長へ。
延長前半から、コラソンは7人攻撃をしかけNo.34東江の得点で幸先のいいスタートをきる。しかし東日本のGKを前に得点チャンスを掴めず逆に2連続失点となる。延長前半残り13秒でNo.7石川のシュートが突き刺さり29-29で勝負の延長後半へ。東日本がミドルシュートで得点し29-30に。ここから両チームなかなか得点が奪えず時間だけが進んでいく。3分52秒、No.126今里のポストシュートで30-30に。両チーム力を振り絞りだす中で、第2延長かと思われた最後のプレーで、エリア内防御と判定され7mTを東日本が獲得。ここでタイムアップとなり、ノータイム7mT。止めれば第2延長というところだったが、東日本が落ち着いて決め30-31で2回戦敗退となった。
両チームDF、GKともに見せ場を作った試合となり、最後にミスが続いたこと、チャンスで決めきることができなかったことが、敗因となりました。
ベスト16で大会を終えることになりました。
年内残り1試合残っております。
再度、トヨタ自動車東日本との対戦となりますので、勝つための準備をして臨みたいと思います。
応援ありがとうございました。
◇OFを牽引し、12得点の活躍だったNo.34東江
◇同点ゴールを決めたNo.26今里
◇ラストプレーの瞬間