第40回日本ハンドボールリーグ第3節

第40回日本ハンドボールリーグ第3節が沖縄県で北陸電力を迎えてのホーム開幕戦となりました。
21,22日は浦添市ハンドボール王国祭り、さらにこの日は 琉球新報ゲームということもあり、たくさんのファミリアの皆様にご来場いただきました。

この試合に勝利すれば序盤ではあるものの、初の首位に立つということ、またプレーオフ進出の為には絶対落とせない1戦となりました。

序盤、主導権を握ったのは北陸電力
コラソンはパスミスやボールコントロールがしっかりできておらず、そのミスを北陸電力は見逃さず速攻で得点を重ねていきます。
連続ミスなども重なり思うような試合運びができないコラソンですが、No.15松信の連続得点などでリードを奪いますが、北陸電力のヨセの早いDFにミスを連発し、11-13の2点ビハインドで折り返します。

ハーフタイムでは厳しい言葉が飛び交う中、チームで戦うこと、走ることを再確認し後半戦で挑みました。

後半は見違えるようなチームへと変わり、GK石田の好セーブから速攻への展開も増え3点リードを奪います。
このまま突き放すかに思えましたが、北陸電力もGKを中心としたDFから速攻と、ミドルシュートのゴール確率が増え、1点を争う展開へ
終盤まで一進一退の攻防が続き、残り1分を切り同点でコラソンボール
時間をかけて攻めるコラソンに対しまとまったDFでしのぐ北陸電力
コラソンは得点を奪うことができず残り時間20秒ほど
タイムアウト後、北陸電力絶対的優位の状況ですが、メンバーはあきらめることなく最後まで得点を奪おうと意思統一し、最終局面へ
時間をかけて北陸電力はシュートチャンスをうかがいますが、レフリーがパッシブプレーの予告をし、早く打つしかなくなった北陸電力はサイドシュートを選択
これをこの日30歳のバースデーであったGK石田がセーブし、そのボールがNo.23水野へ
水野は持ち前のスピードで駆け上がり、ノーマークのNo.1棚原へ
時間との勝負となりましたが、ブザーとほぼ同時に棚原が放ったボールはゴールの中へ
競技の結果、ゴールと認められ、28-27と劇的勝利をおさめることができました。

ミスが多く、決して内容がいい試合ではありませんでしたが、勝利という結果を得られたのは多くのファミリアの皆様の後押しがあったからこそです。

決勝点をあげたNo.1棚原選手に琉球新報 読者事業局次長 米須清光様よりMVP賞が贈られました。
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応援ありがとうございました。

※11月22日の琉球新報様の新聞に掲載していただきました。
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※11月22日の沖縄タイムス様の新聞に掲載していただきました。
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《以下、日本リーグHP戦評 抜粋》
琉球コラソン 28 (11-13, 17-14) 27 北陸電力
 『琉球コラソン開幕3連勝を飾る』
 前半、北陸電力のスローオフで試合開始。両者得点を重ね、北陸電力小川の退場から琉球コラソン松信の連続得点で突き放しにかかるが、北陸電力も喰らいつく。北陸電力は堅い守りで琉球コラソンのミスを誘い、逆速攻で得点。前半13-11、北陸電力2点リードで前半を折り返す。
 後半開始は琉球コラソン連の得点からスタート。琉球コラソン石田のキーピングから赤塚の得点で追いつく。北陸電力は琉球コラソンのディフェンスに苦しみ、一進一退の攻防から度重なる石田のセーブで琉球コラソンがリードする。同点のまま迎えた終了間際、琉球コラソン棚原の得点で28-27で終える。