第38回日本ハンドボールリーグ第5節

26日(土)前半戦の中でも最も重要な試合となるトヨタ紡織九州戦を鹿児島県姶良市総合運動公園体育館で行われました。

両チームGKを中心とした固いDFでなかなか得点が入らない形でしたが、先取点はコラソン。
そこから一進一退の攻防が繰り広げられ1点の取り合いとなります。
前半終了間際にNo.11榎本選手のゴールによりコラソンが1点リードで折り返し後半へ。

コラソンが一人少ない状況下でスタートし、その隙をつかれすぐに逆転されますが、すかさず同点に追いつき、また逆転と1点を争う好ゲームになります。

中盤、相手の退場などを機にコラソンの速攻などでこの日最大の3点リードを奪いますが、ここから得点が急ストップ。
パスミスやシュートミスなどを相手の得点につなげられ逆に3点ビハインドの形へ。
残り時間との戦いとなり、必死のDFから攻撃につなげ1点差で残り15秒
同点にするチャンスで攻撃プランを話し合い攻めに転じますが、終盤にかけたミスが最後の局面でも出てしまい、相手にボールをキープされタイムアップ。

コラソンとしては手痛い1敗であり、プレーオフに黄色信号が灯った1戦となりました。

敗因として

  • ミスが相手より多かった
  • 司令塔が不在になったときにチームとしての意思疎通が欠けていた
  • OFに積極性がみられなかった
  • 勝負所でのシュートミス

などがあげられます。
今後も1点を争うゲームが増えてくると予想される中で、チームとして機能できなかったのが残念でなりません。
しかし、攻撃力のある相手を23点に抑えることができたDFは今後にとって大きな収穫であったことは間違いありません。

次節は、ホームに大崎電気・豊田合成を迎えた連戦となります。
この連戦が今後につながる重要なゲームになるので、気持ちを切り替えチーム一丸となって勝ちに行きます!!!!

会場に応援に来ていただきましたファミリアの皆様、Ustreamにて応援していただきました皆様、ありがとうございました。

※10月27日の琉球新報様の新聞に掲載していただきました。

※10月27日の沖縄タイムス様の新聞に掲載していただきました。

《以下、日本リーグHP戦評 抜粋》
トヨタ紡織九州 23( 9-10, 14-12) 22 琉球コラソン
 『両者負けられない戦いは、トヨタ紡織九州に軍配』
 台風一過、鹿児島県に佐賀・トヨタ紡織九州、沖縄・琉球コラソンを迎えた試合、両チームとも4戦を終えて2勝2敗。今シーズンは、全日本社会人選手権1回戦で対戦し、27-26で紡織に軍配が上がった。試合はコラソンのスローオフで始まり、今シーズン調子が良い11番榎本が先制。対する紡織は10番キャプテン海道が8分過ぎにチーム初得点を決めた。両チームのディフェンスが良く機能し、GKもコラソン22番石田、紡織1番松野がノーマークを阻止するなど守り合いの様相。紡織は6番村上秀行の3連続得点で突き放しにかかるが、コラソンも5番村山、18番名嘉真吾で2連続得点し、さらに終了間際11番榎本のミドルで10点目をゲットし、10-9とコラソンリードで前半終了。しかし、終了間際にコラソン5番村山が退場しており、後半に不安を残した。
 後半は、1人少ないコラソンディフェンスを、10番海道のカットイン、20番藤山の連続得点でスタート。立ち上がり10分は両チーム退場者を出すが、要所でコラソンGK22番石田、紡織GK1番松野の好セーブで差は開かない。中盤、紡織が10番海道、20番藤山、22番石黒、19番鈴木済で4連続得点し、流れが紡織へ傾いた。コラソンは8分間無得点に押さえられていたが、10番積のサイドシュートで流れを引き戻しにかかり、残り3分、22-21と紡織1点リード。最後に勝負を決めたのは、紡織6番村上秀行がコラソンオフェンスからパスカット、得点を決めて辛くも1点差でトヨタ紡織九州に軍配が上がった。