新監督就任会見

本日、水野裕紀新監督の就任会見を県庁記者会見室にて行いました。
会見内容はこちらです。
今シーズンの水野裕紀監督の手腕にご期待ください。

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【コメント】
『今シーズン琉球コラソンの監督を務めさせていただきます水野裕紀です。僕自身監督というポジションは初めていうことで、正直、不安とか難しいことも沢山あると思いますが、選手兼任ということもあり、他の監督よりも現場にいる選手達の声を聞き取りやすいと思います。一方的な指導になるのではなく、選手からの要求もくみ上げていくなかで、本当に強いチームを作っていければいいなと思い、監督を引き受けることにしました。
監督は初めてのことなので、考え出すとやらないといけないことが山ほどあると思っています。監督だけではなく、選手もやりながらなので、はじから手を付けることはまだできてないですが、今までいた選手、新しく入った選手もいますので、その選手達の個性を生かして、なるべく選手たちの力を発揮できるようなシステムを今、自分なりに考えており、それをチームに落とし込んでいきたいと思います。
成績はもちろん、日本一を目指してやっていきたいんですが、正直初めての事なのでどうなるかわかりませんが、僕自身は全力てやっていこうと思いますので、よろしくお願いします。』

【質疑応答】
Q:どんなチーム作りをしていきたいですか?
A:前監督の下で8年間プレーさせていただいて、今年も継続させてやっていくとこもありますが、新たな選手も加わり、今までの戦術にフィットしてるか?と言われたら、そうではない部分も正直感じてるとこです。その新戦力、一番力がある選手たちを上手く活かせるような戦術を今考えています。今までは、固定されたメンバーでやることが多かったんですけど、ベンチメンバー、ベンチ以外も全てフルに活用していけるように、また、本当にチームを一つにして、一試合通して戦う様なチームを作っていけたらなと思っています。

Q:選手兼コーチとして指揮を執っていた時から、いずれチームを任されると考えていたのか?意識していたのか?
A:正直、僕も今シーズン監督をやるとは先月までは思ってもいなかった。選手兼コーチとしてやっていたっていうのは、先ほどもGMから話がありましたが、監督が練習に来られない日があったりして、その中で練習を仕切ることが多かったのが、たまたま僕だったということと、僕の話をみんなが良く聞いてやってくれたという事もあって、コーチ兼任という形でやらせていただいてたんですけれども、今回はその延長線上ということではないですね。最初は断ったんで・・・笑。正直選手兼監督でやってくていうのは自分でも成功する形がその時は全然見えてなく、そのあと話をするうちに、フォローをしてくれるとこもあったり、今までの監督と違う形のモノを作ってみたいって事で、了承して監督をすることになりました。

Q:コーチという立場と監督という立場、どの様に選手と接していきたいと思いますか?
A:選手に対して言っているのは、今までコーチとして練習メニューを組んでいた部分とか、選手の意見を聞くっていうところでは変わりませんが、最終的な決定権があるということが今までと違うところ。練習の中で選手を100%評価しようと思っているので、練習中ではできない選手は試合でも出来ないという考えが僕のモットーですから。その効果かわからないですけど、正直、去年の練習よりも、必死さってものが選手の中で出てきてるな、と感じてきているので、そこはプラスになっているのではと思います。

Q:選手としてコーチとして、どのあたりで有力チームになったと思ったのか?今どのぐらいの感触があって、これから何が必要か?
A:一番最初に上のチームと戦えるようになったなと思ったのは、東長濱秀作が帰ってくる前年にトヨタ紡織九州に初めて勝った試合。そのシーズンが始まるときに、それまでエースポジジョンにいた高田という選手が抜けて、コラソンはちょっとまずいんじゃないか?という前評判があったんですが、逆に、そこでDFに特化して練習に取り組むことで、失点を抑える試合が多くなった。その成果が出たのが、トヨタ紡織戦でした。トヨタ紡織はその時プレーオフ争いをするチームだったので、初めて上のチームに勝ったということで、やはり手ごたえを感じました。その次のシーズンに秀作が帰ってきて、そこから本当にプレーオフはすぐ目の前に感じていた。
今は、台湾から趙選手が途中から移籍し、その前には棚原が移籍したことで、今まで小さかったコラソンが、いつの間にか大きくなっていました。正直、戦力としてはプレーオフに出た時よりも、個人的な力がある選手が多いと思いますので、それを上手く試合で表現させてあげられるかが、僕の仕事と思ってます。練習は始まってますが、今いるメンバーだけでも十分に、今シーズンも上位チームと戦えるんじゃないかなと僕自身は思っています。今までのものを活かしながら新しいものを加えてやっていけたらいいなと思っております。

Q:みんなの能力を活かせるのは、常にコートに立っていたからこそ引き出せる自信があると?
A:僕自身が合ってやるプレーと、僕が居ない方が通用するプレーがやっぱりあるんですよね。スピードいったほうがいい時もあれば、多少強引に行ったほうが良い戦術もありますし、大きい選手を並べて守ったほうが良い時もありますし、脚を使って守る時間帯を作っていきたいと思ってます。適材適所でその個人の力を出せるように、試合のペース配分とかそういったところも考えていこうと思っております。

Q:選手権監督として、今度のシーズン、最低どのくらい試合に出るとかってありますか?半々ではない?
A:GMから言われているのが、半分以上はコートには立てと言われています。もちろんそれを言われたからにはやっていこうと思いますし、先ほどもありましたが、自分が出たほうが良い戦術が、その試合で通用しているのか?いないのか?っていう試合の流れがありますが、半分以上それを目標にやっていこうかなと思っています。
まだメンバが、確定していないので、何とも言えませんが、選手として試合に出ながらでもチームが機能しているのであれば続けるし、もし外から見て判断をしたほうが良いのであれば下がる時間帯もありますし、まだどちらに重きを置くかは正直まだ分かりません。

Q:どういったチーム作りをしていきたいですか?
A:一番、重要視していきたいのはDFですね。プレーオフに行った時もそうだったんですけど、失点をコントロールできている試合・シーズンは、どのチームとやっても勝てる試合ができます。勝負所の1.2本の差っていうところが、勝負の別れ際で結構あったんです。昨シーズンに関しては、DFを頑張ってはいたんですが、相手もコラソンのDFに対して研究して、戦術を立ててきていたので、失点が前シーズンより多くなってしまいました。失点をうまくコントロールできないと、点を取り続けてもすぐ取られてしまったりっていうところで、目標にしていた失点25点以下というところを守れた試合がほとんどなかったんです。だからやっぱりDFを一番重要視していて、失点を上手くコントロール出来れば、それよりも1つでも多く点を取ればいいっとなってくかなと。DFに特化してやっていきたいと思います。
OFに関しては、先ほども言いましたように、個人の能力が高い選手が、今、結構いますので、頭で考えすぎても、卓上の計算で実際やったら上手くいかないっていうスポーツなので、シンプルに考え方だけを共通にみんなで持ってもらって、シンプルに攻撃して、気持ちよくシュートを打って、それでOK。DFから守ってもう一回行こう!っていう意識づけとか、選手全員が同じイメージを持って試合に臨めるようにしていきたいと思います。

Q:選手権監督として実際には、どのようにして選手達の要望等を吸い上げてチームを作っていくのか?
A:僕が思い描いているものは、実際には今でもあるんですけれども、それが選手たちがやりやすかどうかはやってみないと分からない。もしかしたら、僕が言っているものよりも、選手がこうしたい・こうした方がストレスなくできるっていうのであれば、それを聞き入れて、試すこともできるので、一方通行な指示とかになるのではなくて、本当に選手がこの方が出来るとか、この方がやりやすいというところも、吸い上げれたらと思います。ベーシックなところは僕が考えますが、応用といった部分は選手の声も聞きながらやっていきたいと思っています。

Q:考えている形はDFを中心とした形だったりとか?
A:そうですね、DFのシステムも何種類か考えていて、どれがフィットするかっていうところを、作っていく状態なので・・・。どれがベーシックになるかは、まだ練習の段階なので分からないんですけれども、そういったところは僕が考え、あとは吸い上げ、変えながらやっていこうと思っています。

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水野裕紀選手兼監督体制でのぞむ今シーズン。琉球コラソンから目を離さず、応援をよろしくお願い致します。