日本ハンドボールリーグ第10.11節

17.18日は愛知県にて大同特殊鋼・豊田合成との2連戦となりました。

17日は、今季初対戦となる大同特殊鋼との一戦となりました。
大同特殊鋼スローオフから始まり、コラソンDFに大同特殊鋼はパスミスしてしまい、そのボールをNo.7石川が速攻で持ち込みますが、相手GKにセーブされてしまい先制とはなりません。大同特殊鋼はミスからリズムをつかめませんが、1対1のカットインからサウスポーの選手がゴールを決め、大同が先制します。しかし、序盤流れを掴んだのはコラソン。相手DFの中心でもあるトップ選手を孤立させダブルポストの戦術で空いているスペースへどんどんシュートを打ち込み7分には4-2と主導権を握ります。大同もDFを修正しながら、コラソンのパス回しにサイドがカットなどし速攻に繋げ一進一退の攻防となります。コラソンは、大同DFを攻略しにかかりますが、プレッシャーをかけてきた大同DFの前にパスが雑になってしまいミスを連発します。その間に、大同はコラソンのミスを得意の速攻に繋げ3連続得点で逆転に成功します。流れを引き戻したいコラソンは、No.10俣野のミドルシュートなどで応戦します。しかし、またしても大同DFの前にパスカットされ21分には6-10と差を広げられてしまいます。差を縮めたいコラソンは、変わったGK石田がポストシュートなどをセーブする間に、No.7石川・No.6赤塚の速攻などで縮めますが、終了間際に失点してしまい9-14で前半を折り返します。
OF面での修正を話し合い後半にのぞみますが、主導権を握ったのは大同特殊鋼。大同のGK、コラソンは内田が好セーブを連発しますが、得点が伸びず差を縮めることができません。外からロングやサイドシュートなどを打ち込みますが、流れに乗れそうな場面で相手GKにセーブをされ追いつくことができません。逆に、メンバーを変えながら速攻で流れを掴んだ大同が試合をコントロールし、14-25で大同特殊鋼が勝利となりました。

翌日の18日は、豊田合成との対戦となりました。
17日の試合の影響でNo.7石川・No.9福田・No.16内田がプレーできない厳しい状況の中でのぞんだ一戦は、緊迫した展開となりました。先制は、豊田合成。ポストのスペースに走り込んだ選手がGKをかわしての得点で会場を盛り上げます。対するコラソンは、No.23佐藤の豪快なステップシュートで気持ちを見せます。豊田合成は、コラソンの上がってくるDFに対し、ポストを使ってのOFやコラソンに在籍経験のある趙選手の個人技などで得点を伸ばしていきます。対するコラソンは、早いパス回しからNo.23佐藤やNo.10俣野のロングシュートなど外からのシュートをねじ込んでいきます。緊迫の展開から抜け出したのはホームの豊田合成。攻撃力のあるバックプレーヤー陣の個人技とコラソンのミスを速攻に繋げるなどで6連続得点し、試合を優位に進めます。ずるずるいってしまう場面でしたが、コラソンはここで踏ん張ります。一人少ない状況の中、GK石田がサイドシュートをセーブし、No.6赤塚やNo.23佐藤などが外から打ち込んでいき前半を11-14と3点差までに縮めての折り返しとなりました。

後半の先制はコラソン。相手GKがセーブしたこぼれ球をNo.11堤がきっちりと決めます。豊田合成は追いつかせまいとポストを使った攻撃で得点を重ねていきます。コラソンは、No.23佐藤・No.6赤塚がOFをコントロールし追いかけます。一進一退の攻防が続く中、9分から豊田合成はサイド・ポストの連打で15-21とリードを広げます。追いかけたいコラソンですが、パワープレーで押し込まれていき差を縮めることができません。22分にはこの日最大の7点差となります。しかし、ここから猛追がはじまります。GK石田も好セーブを連発し、No.23佐藤の連打、No.6赤塚の個人技、No.24三村の速攻などで28分には21-24と背中をとらえます。この1本を取ると流れが完全にコラソンに傾くところでしたが、7人攻撃のセットプレーをはじかれてしまい、そのボールをポストプレーヤーがきっちりとゴールに流し込み万事休す。最後に、No.24三村が中央からステップシュートで応戦しますが、25-22と一歩及ばず敗戦となりました。

苦しい戦いではありましたが、次に繋がる大きな敗戦でありました。
最後まで粘って追い上げられたことは次の糧になりますが、やはりミスの数が多かったことが課題です。
次節は、敵地広島にて湧永製薬と対戦し、2日後に東風平体育館にてトヨタ紡織九州との対戦となります。

この2試合が今後に響く大きな意味合いをもっていると思われます。
連敗を脱出し、巻き返しをはかるためにも次節、勝利を掴むためにチームは再度結束していきます。
応援ありがとうございました。