第41回日本ハンドボールリーグ第14節

18日(土)第41回日本ハンドボールリーグ第14節が刈谷市体育館にて開催されました。
逆転プレーオフへ、負けられない一戦は、前節では引き分け、昨年末に開催された日本選手権では逆転負けを喫したトヨタ自動車東日本との対戦となりました。
OF力があり、早い展開をする相手にどう戦っていくか、内容よりも結果が求められた一戦でした。

先制したのはトヨタ自動車東日本。
沖縄出身でもある、No.4山田選手の個人技によるミドルシュートで試合が動き出します。
コラソンも、No.30趙の個人技とNo.9福田のサイドシュートで応戦します。
流れを引き寄せたい両チーム。2点差以上離れない緊迫した試合展開となります。
シュートミスが多く波に乗れないコラソンですが、No.15松信のポストシュートなど要所で食らいつきます。
一進一退の攻防の中、No.17石川の連続得点や、No.2伊計の速攻などでリードして前半を終えるかと思われましたが、残り2秒でトヨタ自動車東日本No.4山田選手に豪快に決められ、13-13で前半を折り返す形に。

前半同様、後半もどちらが主導権を握るのか、お互い一歩も引かない試合展開となります。
コラソンは、No.23水野が持ち味の速攻でスピーディーな展開にもっていきます。
トヨタ自動車東日本もバックプレーヤーを中心に得点を重ねていきます。
中盤は、No.21連の4連続得点もあり、2点リードしますが、すぐさま同点に追いつかれ終盤までどちらに転ぶかわからない引き締まった試合となります。
コラソンは、イージーなミスが目立つものの、粘り強いDFから、後半から出場したNo.16内田の好セーブもあり25分に逆転とします。
27分、トヨタ自動車東日本の7人攻撃により同点とされますが、素早いスタートから無人のゴールへNo.21連が落ち着いて流し込み26-25とリードします。
トヨタ自動車東日本は、人数をかけてコラソンゴールへ迫りますが、No.16内田が立ちはだかります。
残り37秒でコラソンボールとなり勝利へ向けて冷静に攻めるだけでしたが、相手のプレスDFにミスを誘われ、残り22秒となります。
やることの確認をとり最終局面へ。
トヨタ自動車東日本の7人攻撃に、コラソンDFは足を使って守り、残り1秒で打たれたシュートは、No.16内田しっかりとセーブし26-25で勝利を手繰り寄せました。
厳しい戦いでしたが、チーム全員でつかんだ勝利であり、逆転プレーオフへ望みを繋げる1勝となりました。

勝因としては、No.16内田の好セーブはもちろん、前半のミスを修正して最後まで厳しいDFができたことだと思います。
残り2戦、次節は大崎電気との対戦となります。最後まで諦めずに戦いますので応援よろしくお願い致します。

【残り試合情報】

  • 2月25日(土) vs 大崎電気 花巻市総合体育館(12:30~)
  • 3月4日(土) vs 豊田合成 沖縄県立武道館 (18:30~)

◇チーム最多7得点でOFを牽引したNo.30趙

◇決勝ゴールも決め、攻守ともに存在感を発揮したNo.21連

◇勝利を手繰り寄せるプレーで大きく貢献したNo.16内田

《以下、日本リーグHP戦評 抜粋》
琉球コラソン 26 (13-13, 13-12) 25 トヨタ自動車東日本
 『琉球コラソン、大接戦を制す』
 前半、トヨタ東日本の4番山田の先制点で始まるが、琉球コラソン30番趙、9番福田の連続得点ですぐさま逆転に成功する。そのまま琉球コラソンのペースで進むかに思われたが、トヨタ東日本は10番玉井の連続得点により再逆転に成功した。このまま両者とも一進一退の攻防がつづき13-13の同点で前半を終了した。
 後半に入っても、両者一歩も譲らず、白熱のシーソーゲームが続く。同点で迎えた後半25分、トヨタ東日本が退場者を出し、琉球コラソン17番石川の得点でリードに成功すると、そのリードを活かして琉球コラソンが逃げ切りに成功した。前後半通して最大得点差が2点という、好ゲームであった。