第15回東アジアハンドボールクラブ選手権-閉会-

19日から開催となりました東アジアハンドボールクラブ選手権が22日をもって大会終了いたしました。
最終結果は、4チーム中3位となり満足のいく結果ではありませんでしたが、収穫のあった大会となりました。21,22日の試合内容となります。

21日(土)優勝候補の斗山(韓国)との対戦となりました。前回の大崎戦の惨敗をどうチームとして活かしていくのかがポイントとなりました。序盤、斗山はコラソンの高めDFに対抗し、7人攻撃などポストを絡めての攻撃などで崩そうとしていきます。攻守ともにハンドボールレベルが高い韓国に対し、コラソンは約束事の徹底をはかり縦に強くいくことを意識しながら攻め込みます。両チームともに流れを渡さないまま膠着状態が続きますが、コラソンは斗山の強い攻撃に対し立ちはだかったのはGK内田。7mTスローも前半だけで3本セーブし、外角までもっていくDFと連携して好セーブを連発し10-10と韓国チャンピンオンに対し全くひけを取らない戦いを前半できました。
後半、気持ちを切り替え、再度DFとOFの確認、継続して守りから走るという部分の徹底をはかりのぞみます。しかし、後半先に流れを掴んだのは斗山。速攻やポストを使った展開から交代したGK石田が止めることができず流れを掴まれます。大崎戦同様、重苦しい展開となりますが、DFが再び機能しだしそこからの展開で速攻や新加入の佐藤のミドルなどで盛り返し、同点となります。一進一退の攻防が続き、残り5分。勝負所で流れを掴んだのは斗山。今まで影を潜めていたエースプレーヤーが土壇場で3連取し、焦るコラソンを尻目に試合巧者ぶりを発揮され、最終22-27で敗戦となりました。韓国チャンピオン相手にあと一歩のところまで詰め寄りましたが、粘ることができませんでした。
しかし、会場も含めてチームが一体となり、熱戦を繰り広げられたことは大きな収穫となりました。MVPは、好セーブを連発、7mTスローも5/6セーブするなど流れを引き寄せたGK内田が受賞いたしました。

22日(日)最終日となり、江蘇省(中国)との対戦となりました。身長・フィジカルがある相手に対して主導権を握ることが重要な一戦となりました。序盤から、コラソンは足を使ったDFとNo.24三村を中心とした早い攻撃などで連取しますが、相手も身体を使った攻撃で得点を重ねていきます。流れはコラソンに傾いておりましたが、なかなか得点差を広げることができません。江蘇省は、ポストを使った攻撃や、コラソンOFミスなどでチャンスを掴み、終盤に畳みかけ14-17と江蘇省がリードして前半を折り返します。
監督からの激しい檄が飛ぶ中、後半頭から仕掛けて主導権を握ろうと意思統一し、迎えた後半。
No.18名嘉、No.20中村、No.24三村など速攻で得点を重ね、序盤で早々に追いつき逆転に成功します。コラソンの流れになり、試合を優位に進めていきますが、江蘇省の高く強いポストが体をいかして強引にコラソンDFを崩すシーンが増え得点差を縮められる展開となります。緊迫した試合展開の中で、チームを牽引したのがNo.5村山とNo.6赤塚のベテランコンビ。得点されても、すぐに攻撃を仕掛け相手が戻りきる前に得点を加算し、江蘇省に追いつかせません。最後も、No.5村山の連続速攻などで引き離したコラソンが36-32と東長濱体制になり初勝利を勝ち取ることができました。
MVPはチームを盛り立て今大会で引退となったNo.23水野が受賞となりました。

最終順位は以下の通りです。
【男子】
優勝:斗山(韓国 3勝)
2位:大崎電気(日本 2勝1敗)
3位:琉球コラソン(日本 1勝2敗)
4位:江蘇省(中国 3敗)

【女子】
優勝:SKSG(韓国 3勝)
2位:北國銀行(日本 2勝1敗)
3位:ソニー(日本 1勝2敗)
4位:江蘇省(中国 3敗)

大会ベスト7に、DFの中心として体をはってくれたNo.15松信と新加入ながら攻撃の中心として得点を量産した佐藤の2名が受賞いたしました。

開催枠として出場させていただきました今大会ではありましたが、各国のチャンピオンチームとの対戦は大きな経験となりましたし、9月のリーグ開幕に向けて今大会で出た課題をしっかりと次に繋げられるように今後も精進して参ります。
ホーム沖縄での開催となり、準備から片付けまで数多くのボランティアの皆様にサポートいただき大会に出場させていただきこの場をお借りしまして、ニホンハンドボールリーグ機構様、沖縄県ハンドボール協会様はじめ、ボランティアスタッフの皆様、大会スポンサー様、そして、会場にご来場いただきコラソンに応援を送ってくださったファミリアの皆様、誠にありがとうございました。

今後とも琉球コラソンをよろしくお願い致します。