日本ハンドボールリーグ第18,19節

16日(土)地元チームでもあり韓国代表選手を3人擁するトヨタ紡織九州との対戦となりました。

立ち上がり主導権をどちらが握るか試合の行方を左右する攻防が始まりました。先制したのはトヨタ紡織九州。OFの中心で最も警戒している韓国代表選手のミドルシュートを突き刺され試合が動き出します。その後、7mTスローもその選手がきっちりと決め、まずはトヨタ紡織九州が主導権を握りにかかります。コラソンは、No.10俣野の意表をつくステップシュートを豪快に決め流れを引き戻しにかかります。その後、こぼれ球をNo.9福田が冷静に流し込みます。トヨタ紡織九州は韓国代表センターを軸に、するどい個人技からコラソンDFを揺さぶり得点を重ねていきます。対するコラソンは、DFから速攻のチャンスを確実に決め、セットOFでもNo.5村山、No.18名嘉のカットインなどで一進一退の攻防が展開されます。我慢比べが続く中、先に引き寄せたのはトヨタ紡織九州。コラソンDFの隙間を割ってカットインで得点を重ね、コラソンのOFに対しても難しい態勢でシュートを打たせきっちりとGKがセーブしそれを早い攻撃に繋げ6連続得点で試合を優位に進めます。流れを引き戻したいコラソンですが、OFが噛み合わずミスや不利な態勢からのシュートを打たされるなどで得点を奪えません。No.5村山やNo.18名嘉のベテラン陣が意地をみせ間を割って得点を重ねていきますが、前半を9-16の7点ビハインドで折り返します。
後半、立ち上がりからDFシステムを高めにかえプレッシャーをかけて反撃の狼煙をあげますが、トヨタ紡織九州の個人技で押し込まれることが目立ち点差を縮めることができません。8分からDFが機能しだし、No.15松信のポストシュートを皮切りに4連取します。その後、No.5村山のカットインなど冴えてきますが、キーマンであるセンタープレーヤーに崩されることや、追い上げをはかりたいところでのシュートミスなどでチャンスを掴めることができず22-28で敗戦となりました。

相手キーマンを封じることができなかったこと、イージーなミスが多く、自分達で流れをわたしてしまったことが敗因としてあげられます。

19日(日)はトヨタ自動車東日本との対戦となりました。
No.10俣野のミドルシュートで試合が動き出します。すかさず東日本も得点しますが、すぐさまNo.10俣野のステップシュートでリード奪います。前日の悪い流れを断ち切るかの如く、外から積極的にシュート打ち込むコラソンですが、一方で東日本のOFを防ぐことができません。連動したOFに対して、サイド、ミドル、ポストと得点を重ねられ嫌なムードとなります。このムードを変えたのが、交代で入ったGK内田。相手のミドルシュートやサイドシュートをことごとくセーブし、それをNo.7石川・No.18名嘉の得点に繋げていきます。1点差と緊迫した試合展開となりましたが、残り4分でOFミスが目立ちシュートで終われない状況が続き、その間に東日本は2得点をあげ7-10と3点ビハインドで折り返します。
GK内田が好調なのでサイドまでもっていき流れを掴みたいコラソンは後半、No.10俣野・No.5村山の連打ですぐさま同点に追いつきます。その後、得点されるもNo.5村山の連打で13分には13-12と逆転に成功します。この流れで試合を優位に進めたいところでしたが、OFミスから警戒していた中央からミドルシュートを連続して打ち込まれ4連続失点と流れを渡してしまいます。粘りのOFもみせなんとか点差縮めていきますが、終盤にかけてDFがタイトになった東日本がコラソンのシュートを抑え込みます。コラソンはDFシステムを高めにあげプレッシャーをかけていきますが、落ち着いて対応する東日本が最後まで得点を重ねていきます。最後までのぞみをかけて攻め込むコラソンですが、大事な場面でのシュートミスも目立ち17-23で敗戦となりました。

2試合で白星をあげることができず、なかなかトンネルを抜けることができておりません。OF陣の奮起はもちろん、再度、結果を残すために結束を高め次節に繋げていきたいと思います。
応援ありがとうございました。

次節は、23.24日福井県で北陸電力とトヨタ紡織九州との対戦となります。