日本ハンドボールリーグ第22,23節

2日に中村選手出身の岩手県、3日に福田選手出身の宮城県にて日本ハンドボールリーグが開催されました。
最下位脱出の為に負けられない最後のアウェー戦となりました。

先制したのは大同特殊鋼。コラソンOFミスから速攻サイドが押し込み得点をあげます。コラソンは、中村をトップに据えた高めのDFでプレッシャーをかけて主導権を握ろうとしますが、No.15松信が早々に退場してしまいます。しかし、No.7石川の豪快なミドルシュート、No.9福田のミドルシュートなどで得点を重ねていきます。
大同特殊鋼は、サイドプレーヤーが連続して得点を重ね、コラソンに流れを渡しません。両チームともGKが要所で好セーブをみせ1点を争うに緊迫した展開となります。コラソンは、No.7石川の外からの強烈なシュートを中心に、DFから速攻やNo.18名嘉のサイドシュートで得点を重ねる一方で、大同特殊鋼はサイドプレーヤーの得点、コラソンのDFのマークミスを誘いノーマークを作り得点を重ねていき、11-11で前半を折り返します。

後半、先に得点をあげたのは大同特殊鋼。韓国代表ポストを起点としてそのポストと使い得点を奪います。すぐさま、コラソンはNO.7石川の得点で応戦します。
7分までには両チームとも流れを引きよせようとしますが、前半同様コラソンはGK内田好セーブを連発。大同特殊鋼もGKがコラソンの外のシュートをことごとく止めます。流れが変わりだしたのは10分頃から大同特殊鋼が緊迫した展開の中で韓国代表のエースとポストのコンビで3連取で流れを掴み16-18と大同特殊鋼がリードを広げます。ずるずるといきかねない流れではありましたが、ここからGK内田を中心とした粘りのDFでNo.18名嘉の個人技、No.11堤の速攻、No.18名嘉のステップ、No.10俣野のロングシュートなど4連取で20-18と逆転します。流れを引き戻したコラソンでしたが、ここから大同特殊鋼のGKが立ちはだかります。
単調になってしまったOFではありましたが、枠にいっているシュートを連続して止められ、そのすきに韓国代表エースが外から3連取、下のスペースで韓国代表ポストが2連取し24分には20-23と差を離されてしまいます。しかし、粘りを見せるコラソンはNo.10俣野のスカイプレーで勢いを取り戻します。足を使ったDFで大同特殊鋼のボールをカットし1点差となるノーマークチャンスを作りますが、ここで大同特殊鋼GKにシャットアウトされます。この試合最大ポイントでもあるプレーで大きなチャンスを失ってしまったコラソンは、残り時間食い下がりますが、22-25でタイムアップとなり敗戦となりました。ラスト10分まではプラン通りの戦いができていただけに残り10分の戦い方などが求められた試合となりました。

翌日は、宮城県にてトヨタ自動車東日本との対戦となりました。No.7石川のミドルシュートで試合が動き出します。
東日本は、コラソンの連携ミスをつき得点を重ねていきます。コラソンもNo.15松信ポストから浮き上がりステップシュートを突き刺すなど一進一退の攻防が続きます。15分まで、両チームとも一歩も引かない試合展開となり好ゲームの様相を呈していました。流れを掴んだのコラソン。No.27衣笠の好セーブをきっかけにNo.3中川のカットインやNo.9福田の連続ミドルなどを含む5連取で12-8とリードを広げます。このまま差を広げていきたいコラソンでしたが、東日本も粘りのDFからポストや外からのシュートなどで効果的に得点を重ねていき差を縮めていきます。コラソンは、No.7石川のミドルシュートが冴え追いつかせません。
膠着状態が続く中、前半を14-13とコラソンがリードして折り返します。後半は、東日本の得点で試合が動き出します。
前半か冴えていたNo.7石川のミドルが後半も確立良くきまり試合の主導権を握ります。2点リードをコラソンが保ちながら試合が進んでいきますが、No.18名嘉の退場をきっかけに試合がかわります。東日本は、得点源の選手がコラソンDFのスペースを利用して走り込み得点をかさね17分には20-21と逆転します。追いかける展開となったコラソンは、No.23佐藤の豪快なブラインドシュートやNo.18名嘉のカットインで同点に追いつきます。残り5分を切って、両チームとも緊迫した状況となりますが、抜け出したのは東日本。コラソンDFの間をカットインで割り7mTスローのチャンスを落ち着いて決め22-23とリード。コラソンのOFをミスを誘いそれも得点に繋げ27分には22-24と2点リードとなります。コラソンもすぐさまNo.17浅井のサイドシュートで1点差に追いつき、残り90秒を残しコラソンの得点のチャンスとなりますが、痛恨の連係ミスでシュートまでいくことができず逆に相手にチャンスを与えてしまいます。コラソンはNo.27衣笠が何度も相手のカットインを防ぎすぐに攻撃に転じますが、相手の固いDFに阻まれシュートが枠を捉えきることができず23-24で敗戦となりました。連敗続きの中、少し兆しが見えた試合になりましたが勝点を取ることができず最後のアウェー戦を終えることになりました。

残すは、3月9日のホーム最終戦の豊田合成戦を残すのみとなりました。
今シーズンの悔しい結果になってしまいましたが、なんとか最終戦を勝ちで終えれるように一丸となって戦ってまいります。
お忙しい中、大変申し訳ございませんが、お時間を頂きご来場の程よろしくお願い致します。